
顔脱毛当日はメイク可能?施術後のメイクはいつから再開できるのか
顔脱毛を検討している方や、すでに施術を受けた方の中には、「メイクはいつからできるの?」「すっぴんで行くべき?」といった疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。とくに顔は日常的にメイクをする機会が多く、施術前後の対応を間違えると肌トラブルにつながる可能性もあります。
この記事では、顔脱毛前後のメイクに関する注意点や再開の目安、肌への影響を最小限に抑えるためのスキンケア方法まで詳しく解説します。
この記事でわかること
- 顔脱毛前に避けるべきメイクの種類
- 顔脱毛後のメイク再開タイミングと条件
- 脱毛後に推奨されるスキンケアとコスメ選び
自分の肌に合ったメイク再開のタイミングやスキンケア方法を理解し、安心して顔脱毛の施術を受けられるようにしましょう。
顔脱毛の当日はメイクして行っても大丈夫?

顔脱毛を受ける当日、メイクをしたまま来院してよいのか不安に思う方は少なくありません。肌への負担を減らし、施術効果を最大限に引き出すためには、事前の準備が非常に重要です。
ここでは、顔脱毛の当日にメイクをして来院してもよいのか、また施術前に避けるべきメイクの種類について、詳しく解説します。
施術当日にメイクをした来院はOK!ただし注意点もあり
顔脱毛の施術当日は、メイクをしたまま来院できるクリニックもあります。施術前にスタッフがメイクを落とす対応を行っている施設では、仕事帰りや予定の合間でも施術を受けやすい環境が整えられています。
またクリニックによっては、メイクオフや施術後の身だしなみを整えられるよう、パウダールームを完備しているところもあります。こうした設備を利用する予定がある場合は、メイク落とし用の道具を持参すべきかどうか、来院時間に余裕を持たせる必要があるかどうかを、カウンセリング時に確認しておくと安心です
ただし、フルメイクの状態で来院した場合には、メイクオフに時間がかかるほか、クレンジング時の摩擦や洗浄によって肌に余計な刺激が加わる可能性があります。とくに、密着力の高いファンデーションやウォータープルーフタイプの化粧品は落としづらく、肌への負担も大きくなります。
そのため、施術当日はなるべく薄化粧にとどめることが推奨されます。
また、メイクオフの時間が施術時間に含まれるクリニックもあり、照射にかけられる時間が短くなることがあります。肌への刺激を最小限に抑えたい場合や、スムーズな施術を希望する場合には、すっぴんでの来院が望ましいといえます。
施術前にメイクを落とすのは脱毛効果をしっかり出すため
顔脱毛では、レーザーや光を肌に均一に照射することが求められます。しかし、ファンデーションやチークなどのベースメイクが肌に残っていると、光が皮膚に正しく届かず、照射ムラが生じる可能性があります。照射ムラによって、一部の毛だけ残るなど、仕上がりにばらつきが出るおそれがあります。
また、化粧品によって肌表面に膜が形成されると、レーザーの反応が不安定になり、全体的な脱毛効果の低下につながる可能性もあります。適切な照射ができなかった場合は、赤みや炎症などの肌トラブルを引き起こすリスクも考えられます。
そのため、施術前にはメイクをしっかり落とし、肌を清潔な状態に整えておくことが重要です。
眉毛やアイメイクは許可される場合もある
施術時の全体メイクは基本的にNGとされていますが、眉毛やアイライナー、マスカラなどのポイントメイクはクリニックによって許可されている場合もあります。これは、目元付近の部位が脱毛機器の照射範囲から外れているケースがあるためです。たとえば、眉周りに照射しないクリニックであれば、眉メイクがOKになる可能性があります。
ただし、照射範囲が目元まで含まれるクリニックや、高出力の機器を使用する場合には、安全性を考慮して完全なすっぴんを求められることもあります。アイメイクは落とし残しが多く、施術中に目に異物が入るリスクもあるため、可能であれば控えた方が安全です。
顔脱毛後のメイクはいつからOK?再開タイミングの目安

顔脱毛の施術を受けた後は、肌が敏感な状態になっているため、すぐにメイクを再開するのは避けるべきです。しかし、日常生活ではメイクが欠かせないという方も多く、顔脱毛後のメイクはいつから再開できるのかを正しく理解しておくことが重要です。
ここでは、メイク再開の目安や注意点について詳しく紹介します。
肌の赤みやヒリつきがなければ当日から軽いメイクは再開可能
顔脱毛の施術直後であっても、肌に赤みやヒリつきなどの炎症が見られない場合に限り、肌への刺激が少ない軽めのメイクであれば再開できます。ただし、脱毛直後の肌は一時的に敏感になっており、強い摩擦や油分を含むアイテムは避ける必要があります。
再開時は、リキッドファンデーションやクリームタイプの化粧品ではなく、ミネラルファンデーションやルースパウダーなど、密着力が低く通気性の良いパウダータイプを使用するのがおすすめです。また、ノンコメドジェニック処方や無香料・無着色・アルコールフリーなど、低刺激設計のアイテムを選びましょう。
メイクツールも柔らかいブラシや清潔なパフを使い、肌に負担をかけないようにやさしく塗布することが大切です。再開初日はごく薄く仕上げ、肌の反応を確認しながら段階的に戻していくようにしましょう。
フルメイクは48時間空けると安心
チークやアイメイク、リップなどを含むフルメイクを行う場合は、最低でも顔脱毛の施術後48時間は空けることが推奨されます。脱毛後の肌はバリア機能が低下しており、通常よりも刺激に敏感な状態です。とくに、油分を多く含むメイク用品は毛穴をふさぎやすく、ニキビや吹き出物、炎症などの肌トラブルを引き起こすリスクがあります。
さらに、色素が強いメイクは色素沈着の原因になる可能性もあるため、肌が完全に落ち着くまでは避けるのが無難です。フルメイクを再開する前には、鏡で赤みやカサつきの有無、肌表面のざらつきなどをチェックし、普段の状態に戻っていることを確認しましょう。肌の不調が見られる場合は、さらに1〜2日延ばす判断も大切です。
敏感肌や炎症が残る場合はさらに日数を置くべき
もともと敏感肌の方や、施術後に赤みやヒリつき、かゆみといった炎症が残る場合は、通常より長めにメイクを控える必要があります。こうした肌状態でメイクを再開すると、毛穴詰まりや湿疹、赤みの悪化といった二次トラブルにつながる可能性が高くなります。
とくに注意したいのは、肌がまだ「かゆい」「つっぱる」と感じる段階でのメイク再開です。これらは回復しきっていないサインのひとつであり、摩擦や化粧品の成分が刺激となって逆効果になることもあります。
可能であれば、赤みが完全に引き、触れたときに違和感のない状態になるまで、スキンケアだけに専念するのが安心です。
もし、メイクを再開するタイミングや、再開後の肌の状態に不安があるときは、無理をせず施術を受けたクリニックに相談し、専門的なアドバイスをもらうのがおすすめです。
顔脱毛後におすすめのスキンケア方法

顔脱毛後の肌は非常にデリケートな状態になっています。そのため、適切なスキンケアを行い、肌へのダメージを最小限に抑えることが、健やかな回復につながります。
ここでは、基本となるスキンケアとアイテム選びについて解説していきます。
脱毛後のスキンケアは何よりも重要
照射直後の肌は乾燥しやすく、外部刺激に敏感な状態になっています。そのため脱毛後のケアで大切なのは肌の水分を逃さないようにしっかり保湿を行うことです。
保湿の基本は、化粧水→乳液またはジェル→クリームの順に塗布することです。摩擦を避け、手のひらでやさしく押さえるように塗ることで、刺激を最小限に抑えることができます。
顔脱毛後におすすめな化粧品は低刺激設計のもの
おすすめ | 注意が必要 |
---|---|
・低刺激処方 ・敏感肌向け ・無添加 |
・アルコール ・合成香料 ・界面活性剤 ・パラベン |
顔脱毛後の肌は、刺激に対して非常に敏感な状態になっているため、低刺激処方・敏感肌向け・無添加といった表記のあるスキンケアアイテムを選ぶことが重要です。アルコール・合成香料・パラベンなどの添加物は、炎症や乾燥を引き起こす可能性があります。
また、保湿成分では、セラミド・ヒアルロン酸・グリセリンなどが含まれている化粧品がおすすめです。これらの成分が配合されているかはどうかは、商品ラベルや成分表をチェックすることで判断できます。
脱毛後の肌には、できるだけ成分がシンプルで、保湿力の高い処方の製品を選ぶことが大切です。
脱毛後の保湿ケア用品はクリニックで用意してもらえる?
顔脱毛の施術後は、クリニック側で化粧水などの保湿アイテムを用意している場合もあります。とくに照射後すぐに肌を落ち着かせる必要があるため、低刺激の保湿剤や専用のアフターケアローションを使用してくれるクリニックも多くあります。
ただし、化粧水の提供があるかどうかはクリニックによって異なります。そのため、カウンセリング時に術後の保湿ケアについても確認しておくと安心です。
顔脱毛後のメイク再開は肌の回復を待つことが大切
顔脱毛後のメイク再開において最も大切なのは、「早く元通りに戻したい」と焦らないことです。脱毛直後の肌は一見落ち着いているようでも、内部ではまだ修復が続いている可能性があります。焦らず肌の回復を優先しながら、適切なコスメ選びと段階的な再開を心がけることが大切です。
ここでは、肌の状態を最優先に考えながらメイクを再開するための心がけと対策を紹介します。
顔脱毛の肌にやさしいコスメ選びのポイント
顔脱毛後のメイク再開にあたっては、まずは肌にやさしい処方の製品を選ぶことが基本です。ノンコメドジェニック処方の製品や、オイルフリーのミネラルファンデーション、ルースパウダーなどは、毛穴詰まりを起こしにくく、脱毛後のデリケートな肌にも使用しやすいアイテムです。
紫外線対策も重要なポイントです。「紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル)」と記載された日焼け止めを選ぶことで、刺激を抑えつつ日常の紫外線から肌を守ることができます。SPF30・PA++程度のクリームタイプが、脱毛後の肌には適しています。
また、目元などのポイントメイクを行う場合は、無香料・無着色・アルコールフリーなど、肌刺激の少ない仕様の製品を選ぶようにしましょう。
顔脱毛後のメイクオフは刺激レスを意識して
脱毛後の肌にとって、メイクを「落とす」ケアも非常に重要です。クレンジングによる摩擦が刺激となり、赤みや乾燥を招く可能性があるため、ミルクタイプやジェルタイプの低刺激なクレンジングを選ぶことが推奨されます。
使用時は肌をこすらず、手のひら全体を使ってやさしくメイクを浮かせ、ぬるま湯で丁寧に洗い流しましょう。洗顔後は速やかに保湿を行い、肌の乾燥とつっぱりを防ぐことが大切です。
心配なときはクリニックへ相談を
メイク再開後に赤みやヒリつきが続く場合、または肌の調子に不安がある場合は、自己判断せずに施術を受けたクリニックへ相談することが重要です。肌トラブルを防ぎながら、安全にケアを続けるためには、専門の医療機関でのアドバイスが最も信頼できます。
また、使用しているスキンケア製品が肌に合っていない可能性や、脱毛機器との相性が影響している場合もあるため、遠慮なく相談し、必要に応じて製品の見直しや再診を検討しましょう。
顔脱毛は正しい対応で肌も気持ちも心地よく
顔脱毛は、肌をすべすべに整える美容ケアとして多くの女性に選ばれていますが、施術当日と顔脱毛後の対応を誤ると、思わぬ肌トラブルを招くこともあります。
正しい知識があれば、施術当日の準備も、顔脱毛後のメイクも不安なく進められます。
自分の肌と丁寧に向き合いながら、脱毛後のスキンケアとメイクを楽しんでいきましょう。
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