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後発医薬品(ジェネリック医薬品)のある先発医薬品(長期収載品)に関する選定療養
選定療養とは?
選定療養は、
患者が追加費用を負担することで、一定の条件のもと、
医療サービスを受けられる仕組みです。
これにより、患者は自由な選択ができ、
医療機関も柔軟に対応できるようになります。
日本では、
先発医薬品(長期収載品)に対応する後発医薬品(ジェネリック医薬品)がある場合、
患者が選定療養として先発医薬品を希望する場合に追加費用を負担する仕組みがあります。
これは、医療費抑制の観点から、
コストが抑えられる後発医薬品の使用を促進する政策の一環です。
具体的な仕組み
- 対象となる医薬品
後発医薬品が存在する先発医薬品(長期収載品)。 - 患者の選択
- 医師が後発医薬品を処方した場合でも、患者が希望すれば先発医薬品を使用可能。
- この際、患者は選定療養として先発医薬品にかかるコスト差額を自己負担します。
- 追加費用の内容
- 保険診療では、後発医薬品と先発医薬品の価格差が存在します。この差額分を「差額ベッド代」や「差額療養費」と同様に選定療養費として患者が支払います。
- 基本的な保険診療の適用は変わらないため、後発医薬品との差額分のみが自己負担です。
背景と目的
- 医療費の削減
後発医薬品は先発医薬品に比べて安価であるため、後発医薬品の利用を促すことで国全体の医療費負担を軽減する狙いがあります。 - 患者の選択肢を尊重
患者の希望で先発医薬品を選べるようにする一方、その選択に伴う費用を自己負担させることで、公平性を確保しています。
この仕組みによって、
患者は後発医薬品を選ぶことでコストを抑えられ、
医療費の持続可能性にも貢献できる一方で、
希望すれば先発医薬品も利用できる柔軟性が保たれています。
皮膚科で特に話題になっていたのは保湿剤のヒルドイドですね。
先発品のヒルドイドと後発品ジェネリックの薬代の差額1/4を
保険診療代にプラスして支払わなければなりません。
下記の表のように、3割負担の方は
ヒルドイドソフト軟膏100gが以前まで555円だったのに対して、
2024年10月以降は811円になります。
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