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サルコペニアの診断・予防にビタミンD
サルコペニアの診断・予防にビタミンDが着目されています。
国立長寿医療研究センターらの研究グループが報告しました。
サルコペニアとは、加齢に伴って筋肉量と筋力、身体機能が低下していく疾患です。
80歳以上では、男性が約3割、女性が約5割というデータがあります。
長期の疫学研究から、
ビタミンD欠乏群では有意な筋力低下が見られました。
筋力は40代から低下していくと言われますが、
ビタミンDの欠乏が加齢に輪をかけて筋力を低下させることがわかりました。
日本人のビタミンD不足は、8割にもなり深刻です。
高齢者では
皮膚でのビタミンD合成能の低下、
肝臓や腎臓の機能低下による活性型ビタミンD変換能力の低下
がビタミンD不足の原因にもなります。
また、ビタミンDは日光を浴びなければ作ることができませんが、
現在では20代の移動機会は70代を下回り、
室内で過ごす若者が増えているため、
若年者でもビタミンD不足になっています。
また最近では、コロナで日光を浴びる時間が減ったのもビタミンD不足の要因です。
日光浴の時間の目安は、
一般に1日に10分程度、日光を浴びると
1日に必要なビタミンDの前駆体を作ることができます。
ただ、紫外線の浴びすぎは、
シミ・シワ・たるみなどの皮膚老化や皮膚癌の原因となるので、
日光浴は適度なバランスが必要です。
ビタミンDを多く含む食品は
魚類やキノコ類がありますが、
こういった食材は若年者や中年者で不足しています。
ビタミンDはカルシウムとリンの吸収促進による骨形成がよく知られています。
それ以外にもビタミンDには
・抗炎症作用
・糖代謝
・筋細胞の分化・増殖
・免疫機能
・筋力維持
などの働きがあります。
適度な日光浴と食事に加え、適度な運動でビタミンD不足やサルコペニアを予防しましょう。
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