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東京医大関連の漢方セミナーに参加しました。
東京医大関連の漢方セミナーに参加しました。
呼吸器・頭痛・めまい
の3種類に分けて講演がありました。
①呼吸器
上気道感染の約80%の原因はウィルスです。
抗菌薬の抗生物質は効きません。
ウィルス感染による症状は咳、発熱、倦怠感、咽頭痛です。
葛根湯、麻黄湯にはインターフェロンγ作用があり、ウィルス感染に効果的です。
ウィルスが付着しやすいのは口鼻喉の粘膜に付着しやすいので、
消炎作用の柴胡、粘膜再生の桔梗を使用します。
咳には
鼻へいを伴う辛夷清肺湯
吸うと咳が出るなら麦門冬湯
気の消耗があるなら補中益気湯
です。
②頭痛
痛みには6つの病態があり、その治療戦略は
・冷え→温める 呉茱萸湯
・微小循環障害→循環の改善
・ストレス→ストレス緩和 釣籐散
・熱(炎症)→熱をさます
・体力低下→体力を補う
・体液分布異常→水分の偏在を正す 五苓散
呉茱萸湯は胃腸を温め、嘔気・痛みをとる薬です。
片頭痛や緊張型頭痛に効果があります。
釣籐散は交感神経の緊張を緩める作用があります。
1〜2ヶ月経過をみます。高齢者では特に長めにみることが大切です。
雨の前日に頭痛のする患者さんの90%に五苓散が効果的です。
③めまい
利水作用のある
五苓散・半夏白朮天麻湯・苓桂朮甘湯・真武湯が使用されます。
また診療にも活かして参ります。
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emiスキンクリニック松濤
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