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膣の健康のためにラクトバチルスが大切です。
膣の健康のためにラクトバチルスが大切です。
先日の産婦人科の海老根先生の勉強会で、
膣内のラクトバチルスについての勉強会がありました。
ラクトバチルス(Lactobacillus)**とは、
乳酸菌の一種であり、グラム陽性の桿菌(棒状の細菌)です。
主に発酵を行い、糖類を分解して乳酸を生成することで知られています。
ラクトバチルス属の細菌は、
食品の発酵や腸内フローラのバランス維持に重要な役割を果たします。
特徴
- 形状:桿菌(棒状)
- グラム染色:陽性
- 酸素要求性:通性嫌気性または偏性嫌気性
- 生育環境:乳製品、腸内、口腔内、膣内など
- 主な代謝産物:乳酸(ホモ乳酸発酵またはヘテロ乳酸発酵)
目次
ラクトバチルスの効果
- 腸内や膣内の環境の改善:乳酸を産生し、腸内の善玉菌を増やし、有害菌の増殖を抑制する
- 免疫力向上:一部の菌株は免疫機能を強化し、感染症のリスクを低減する
- 乳糖不耐症の緩和:乳糖を分解しやすくし、乳製品の消化を助ける
- 口腔衛生の向上:虫歯や歯周病の予防に寄与する菌も存在
ラクトバチルス(Lactobacillus)**は、
健康な膣内フローラ(膣内細菌叢)の主要な構成要素であり、
膣の健康を維持する上で重要な役割を果たします。
しかし、ラクトバチルスのバランスが崩れると、膣炎のリスクが高まります。
ラクトバチルスの膣内での役割
① 膣内のpHを低く保つ
- ラクトバチルスは乳酸を産生し、膣内のpHを3.5~4.5の酸性に維持します。
- 酸性環境は病原性細菌やカンジダ菌の増殖を抑える働きがあります。
② 抗菌作用
- 一部のラクトバチルス(例:Lactobacillus crispatus, Lactobacillus jensenii)は、過酸化水素(H₂O₂)やバクテリオシンを産生し、病原菌の増殖を防ぎます。
③ 悪玉菌の付着を阻害
- ラクトバチルスは膣粘膜に定着し、病原菌が付着するのを防ぎます。
そして、エストロゲンにはラクトバチルスを増やす作用があり、
更年期とともにエストロゲンが減少するとラクトバチルスも減少し、
膣の健康が損なわれやすくなります。
海老根先生はラクトバチルスのサプリメントを開発し、
先日発売されました。
勉強会に参加した人たちに1袋プレゼントしていただいたので
私も使い始めています。
効果が楽しみです。
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