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花粉皮膚炎の前に、肌の土台を整えるという考え方
春が近づくと、くしゃみや鼻水だけでなく、
「肌がかゆい」「赤みが出る」「ヒリヒリする」といった症状を訴える方が増えてきます。
いわゆる花粉皮膚炎です。
花粉皮膚炎は単なる接触刺激ではなく、
バリア機能の破綻と微小炎症の増幅によって起こると考えられています。
花粉皮膚炎の機序
花粉粒子は角層の隙間から侵入し、
表皮のランゲルハンス細胞やケラチノサイトを刺激します。
その結果、
- IL-1β
- IL-6
- TNF-α
などの炎症性サイトカインが誘導され、
神経終末の刺激や血管拡張が起こり、かゆみ・紅斑・灼熱感へとつながります。
重要なのは、反応の強さは“花粉量”だけでは決まらないという点です。
発症しやすい肌の特徴
花粉皮膚炎を繰り返す方の肌には、以下のような傾向が見られます。
- 角層バリア機能の低下(TEWL亢進)
- セラミド量の減少
- 真皮浅層の血流低下
- 慢性的な低度炎症状態(inflammaging)
つまり、
「花粉が悪い」というよりも、
“反応しやすい肌環境”が背景にあることが多いのです。
なぜ「真皮浅層」が重要なのか
近年、真皮浅層は単なる構造支持組織ではなく、
- 免疫調整
- 微小循環
- 細胞間シグナル伝達
に関与する“機能的領域”であることがわかってきています。
この層の血流や線維芽細胞活性が低下すると、
表皮のターンオーバーやバリア形成にも影響が及びます。
そのため、
症状が出てから炎症を抑えるのではなく、
炎症に傾きにくい真皮環境を整えておく
という視点が重要になります。
予防的アプローチという選択
当院では、
- 真皮浅層をターゲットとした肌育治療
- 微小循環を改善する施術やケア
- バリア機能を高める外用
を組み合わせ、
「症状が出にくい状態」を作ることを重視しています。
花粉シーズン前のこの時期は、
治療の“守り”の意味合いが強いタイミングです。
まとめ
花粉皮膚炎は
「突然起こるトラブル」ではなく、
「肌環境の結果として現れる反応」です。
だからこそ、
症状が出る前に
肌の土台を整える。
それが、これからの季節の賢い選択だと考えています。
emiスキンクリニック松濤
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