先日、Fotona社のセミナーに参加してきました。
当院でも日々の診療で使用しているFotona(フォトナ)レーザー。
今回のセミナーでは、Er:YAGレーザーの基礎からFotona4D®、Fotona4GLOW™、Fotona6D+MiraJetなど、国内外の先生方からさまざまな治療方法や最新のプロトコルについて学びました。
その中で、私が特に聞いてみたかったことがあります。
それは、「どうしたら患者さんの痛みを少なくできるか」ということでした。
効果だけでなく「痛み」も大切
美容医療では、どうしても「どのくらい効果があるか」に注目が集まりがちです。
でも実際に治療を受ける患者さんにとって、痛みやダウンタイムはとても大切な問題です。
どんなに良い治療でも、「痛かったから、もう受けたくない」となってしまっては続けることができません。
私自身、日々Fotonaを使いながら、「もう少し痛みを軽減できないかな」と感じることがありました。
そこで今回、最後のディスカッションの時に、痛みのコントロールについて直接質問してみました。
口腔内照射にも、ちょっとしたコツが
Fotonaには、口の中からレーザーを照射する治療があります。
口腔粘膜側から熱を加えることで、外側からだけではなく内側からもアプローチできるのが特徴ですが、患者さんによっては熱さや痛みを感じることがあります。
宮田先生から教えていただいたのが、
照射のHz(繰り返し周波数)を上げて、テンポよく、同じ場所に集中しないようランダムに照射していく
という工夫でした。
一か所に熱が集中するのを避けながら、スピーディーに照射していくことで、患者さんが感じる痛みを軽減しやすくするという考え方です。
こういう細かな照射方法の違いは、機械のスペック表を読んでいるだけではなかなか分かりません。
実際に多くの治療をされている先生から直接教えていただけることは、セミナーに参加する大きな意味だと改めて感じました。
「効かせる」だけではなく「快適に」
美容医療は日々進歩しています。
新しい機械や治療を導入することも大切ですが、今ある治療を、
もっと安全に。
もっと効果的に。
そして、できるだけ快適に。
アップデートしていくことも、とても大切だと思っています。
今回教えていただいた方法も、当院でのFotona治療に取り入れながら、患者さんの反応を丁寧に見ていきたいと思います。
治療効果だけではなく、「また受けたい」と思っていただける治療にすること。
そんな小さな工夫を積み重ねながら、これからも日々の診療をアップデートしていきたいと思います。
emiスキンクリニック松濤
渋谷駅から徒歩5分
元東急本店のオーチャードホール入り口向かい
〒150-0046
東京都渋谷区松濤1-7-10-101
TEL:03-3468-3711
インスタ: https://www.instagram.com/emiskinclinic/?hl=ja
YouTube : https://www.youtube.com/channel/UCSyu2yMQ7GZoRkFh76FwSTA@user-fp9ql5xj3s
クリニック公式オンラインショップ:http://members.shop-pro.jp
診療時間:9:30~17:00(土曜日は9:30~13:30)
休診:火曜日、日曜日(月曜祝日は休診、火曜日通常診療)
9月も半ばになりました。
この時期、「最近、シャンプーのときに抜け毛が増えた気がする」「ドライヤーの後、床に落ちている髪が多い」と感じる方はいませんか?
実は、髪にも季節による変化があることが知られています。
秋は抜け毛が増えやすい?
髪には「成長期」「退行期」「休止期」というヘアサイクルがあり、すべての髪が同じタイミングで生えたり抜けたりしているわけではありません。
これまでの研究では、夏から初秋にかけて休止期の髪が増え、その後、抜け毛が増える傾向が報告されています。
そのため、秋に少し抜け毛が増えたからといって、必ずしも「薄毛が進行している」というわけではありません。
ただし、すべてを季節のせいにしてよいわけでもありません。
「季節の抜け毛」だけではないことも
抜け毛が長く続く、分け目が目立ってきた、髪全体のボリュームが減ってきたという場合には、女性型脱毛症(FPHL)や休止期脱毛などが隠れていることがあります。
また、強いストレスや急激な体重減少、発熱を伴う病気、鉄不足、甲状腺の異常などが抜け毛に関係することもあります。
だからこそ私は、「抜け毛=すぐに育毛治療」ではなく、まず原因を考えることが大切だと思っています。
髪も「守る・整える・育てる」
髪も肌と同じ、私たちの身体の一部です。
頭皮に炎症があれば治療する。食事や睡眠など身体の状態を整える。そして必要であれば、育毛治療の力を借りる。
当院でも育毛についてご相談いただくことが増えてきましたが、単に「髪を増やす」だけではなく、これから生えてくる髪を育てる環境を整えることを大切にしたいと思っています。
肌と同じように、髪も年齢とともに変化します。
変化を怖がるのではなく、自分の今の状態を知って、必要なケアをしていく。
頭皮を守る。身体を整える。そして髪を育てる。
これも、私の考える Attractive Aging の一つです。
「季節のせいかな?」と思っていた抜け毛も、気になる状態が続くようでしたら、一度ご相談ください。
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9月になり、まだ暑い日は続いていますが、少しずつ秋の気配を感じるようになりました。
この時期、診察をしていると、
「夏が終わったらシミが増えた気がする」
「急にシミが濃くなったような……」
というお声を聞くことがあります。
実は、秋になって突然シミができたわけではないことも多いのです。
夏に浴びた紫外線の影響が、秋に見えてくる
紫外線を浴びると、肌は自分を守るためにメラノサイトを活性化し、メラニンを作ります。
そのため、夏に蓄積した紫外線の影響が、時間が経ってからシミやくすみとして目立ってくることがあります。
さらに、夏の間は肌全体が日焼けしているため気づきにくかった色むらが、秋になって周囲の日焼けが少しずつ落ち着いてくると、シミとのコントラストがついて目立つようになることもあります。
「秋になったら急にシミが増えた」と感じるのには、そんな理由もあるのです。
秋になっても紫外線対策は続けて
そして大切なのは、夏が終わった=紫外線対策も終わり、ではないということ。
秋になって日差しが少し柔らかくなっても、紫外線は一年中降り注いでいます。
せっかく夏のダメージから肌が回復しようとしている時期に、新たな紫外線ダメージを重ねないためにも、日焼け止めは引き続き習慣にしてほしいと思います。
同時に、夏の紫外線や暑さ、発汗、冷房などで疲れた肌は、乾燥したりバリア機能が乱れたりしていることもあります。
そんなときは、いきなり積極的な治療をするのではなく、まず保湿などで肌の状態を整えることも大切です。
秋は肌を一度見直す季節
秋の肌を診ていると、夏をどのように過ごしたかが少し見えてくるように感じることがあります。
シミだけを見るのではなく、乾燥や炎症、くすみなど、肌全体の状態を見て、そのとき必要なケアを考える。
肌が整ってきたら、必要に応じてIPLなどの美容医療を取り入れるのもよいでしょう。
私が大切にしているのは、
「守る・整える・育てる」
という順番です。
夏に頑張った肌をいたわりながら、秋からまた少しずつ整えていきましょう。
これも、年齢とともに自分の肌と上手につき合っていく Attractive Aging の一つだと思っています。
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9月になりました。
まだ暑い日がありそうですが、少しずつ秋の気配を感じるようになってきました。
この時期、患者さんから
「最近、肌がくすんで見える」
「シミが濃くなった気がする」
「なんとなく肌が疲れている」
というご相談をいただくことがあります。
実は秋は、夏に受けたダメージが肌に現れやすい季節です。
夏の強い紫外線は、メラニンの産生を促すだけでなく、酸化ストレスや炎症を引き起こし、長期的にはコラーゲンなどにも影響します。
さらに、暑さや発汗、冷房による乾燥、室内外の温度差、睡眠不足など、夏は思っている以上に肌にも身体にも負担がかかっています。
だから私は、秋を単に「シミを取る季節」ではなく、夏に頑張った肌と身体を立て直す季節と考えています。
秋は「攻める」前に、まず整える
美容医療というと、「シミを取りたい」「もっとハリを出したい」と、“何かをする”ことに目が向きがちです。
もちろん、秋はフォトフェイシャルなどの光治療を再開していくのにもよい季節です。
でも、その前に一度、今の肌を見てあげることも大切です。
乾燥していないか。
炎症が残っていないか。
バリア機能が乱れていないか。
まずは保湿や紫外線対策で「守る・整える」。
肌の状態が落ち着いたら、必要に応じて美容医療の力を借りながら「育てる」。
私はこの順番を大切にしています。
肌だけでなく、身体にもリカバリーを
そして、肌の回復は肌だけで完結するものではありません。
睡眠、食事、運動、入浴、ストレス。
毎日の生活も、私たちの身体が回復するための大切な土台です。
私自身も最近は、「何をすればもっと若く見えるか」より、「今日の自分はきちんと回復できているかな」と考えることが増えました。
美容も健康も、一つの治療だけでつくられるものではありません。
日々の生活を整えながら、必要なときに医療の力を上手に借りる。その積み重ねが、5年後、10年後の自分につながっていくのだと思います。
ダメージを受けても、回復できる自分へ
年齢を重ねれば、若い頃とまったく同じ肌や身体ではいられません。
でも、大切なのは、
ダメージを受けないことだけではなく、
ダメージを受けても回復できること。
若さを追い続けるのではなく、自分の肌と身体を知り、「守る・整える・育てる」ことで、回復する力を育てていく。
それが、私の考える Attractive Aging です。
秋は、夏を頑張った肌と身体を一度見直すのにちょうどよい季節。
私自身も少しペースを整えながら、秋のリカバリーを始めたいと思います。
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診療時間:9:30~17:00(土曜日は9:30~13:30)
休診:火曜日、日曜日(月曜祝日は休診、火曜日通常診療)
以前のブログで、私自身が使い始めたことをご紹介した「アップニーク(UPNEEQ)」。
その後も継続して使用してみて、このたび当院でも取り扱いを始めることになりました。
「最近、まぶたが重く感じる」
「以前より目が開きにくくなった」
「眠そう、疲れているように見られる」
そんなお悩みをお持ちの方に、新しい選択肢の一つとしてご紹介したい点眼薬です。
アップニークとは?
アップニークは、**オキシメタゾリン塩酸塩0.1%**を有効成分とする点眼薬です。
上まぶたを持ち上げる筋肉には、主に「眼瞼挙筋」と、それを補助する「ミュラー筋」があります。
アップニークは、このミュラー筋にあるαアドレナリン受容体に作用して筋肉を収縮させることで、上まぶたを少し持ち上げ、目の開きを改善します。
手術や注入治療とは異なり、点眼によって目の開きを改善できるところが大きな特徴です。
私自身が使ってみて
私もまず、自分自身で使用してみました。
現在まで、私の場合は充血や刺激感などの副作用はまったくありません。
そして継続して使ってみると、
以前よりも、まぶたの重みが気にならなくなった
ように感じています。
劇的に目が大きくなるというより、
「目を開けるのが少し楽になった」
「目元がすっきりした」
という感覚に近いでしょうか。
こうした自然な変化も、アップニークの良さの一つだと感じています。
もちろん、効果や副作用には個人差がありますので、私自身の体験がすべての方に当てはまるわけではありません。
日本人336人を対象とした新しい研究も
そして2026年、日本人の後天性眼瞼下垂の患者さん336人を対象とした第III相臨床試験の結果が報告されました。
オキシメタゾリン0.1%を1日1回または2回点眼したところ、14日後には、上まぶたの位置を表す「MRD-1」がプラセボ(有効成分を含まない点眼)と比べて有意に改善しました。
また、点眼後の効果は比較的早く現れ、1日1回投与群ではプラセボとの差が点眼15分後から8時間15分後まで確認されています。
さらに興味深いのは、最長6か月継続しても、効果が弱くなっていく傾向が認められなかったことです。
長く使うことで身体が薬に慣れて効きにくくなることが心配される薬剤もありますが、この研究では6か月まで効果が維持されていました。
薬剤との関連があると判断された副作用はいずれも軽度で、予想外の安全性上の問題も認められませんでした。
日本人を対象にした長期のデータが出てきたことは、私自身も興味深く感じています。
ただし、これは使い続けることで眼瞼下垂そのものが永久に治るという意味ではありません。
アップニークは、点眼してミュラー筋を収縮させることで、その日の目の開きをサポートする薬です。
6か月使用後に点眼を中止した際、治療前よりまぶたが下がった「リバウンド」と判定された方もごく少数(0.9%)いました。その後の長期経過については、この研究では確認されていません。
そのため、今後さらに長期のデータが蓄積されていくことも大切だと思っています。
アップニークの使い方
使用方法は比較的シンプルです。
基本的には、1日1回、左右それぞれの目に1滴ずつ点眼します。
点眼するときは、容器の先端が目やまつ毛、皮膚などに触れないようにします。
コンタクトレンズを使用している方は、レンズを外してから点眼し、一定時間あけてから装着します。
ほかの点眼薬を使用している場合も、適切な間隔をあけて使用します。
具体的な使用方法については、診察時にきちんとご説明いたします。
どんな方に向いている?
例えば、
- 年齢とともに上まぶたが下がってきた
- まぶたが重く感じる
- 以前より目が小さく見える
- 眠そう、疲れているように見られる
- 左右の目の開きに差がある
- 手術にはまだ抵抗がある
といった方には、一つの選択肢になる可能性があります。
ただし、まぶたが下がる原因は一つではありません。
皮膚のたるみだけの場合もあれば、筋肉や神経の問題などが隠れていることもあります。
特に、急にまぶたが下がった場合や、物が二重に見えるなど他の症状を伴う場合には、まず原因を調べることが重要です。
わずかな変化でも、目元の印象は変わります
アップニークは、二重を作ったり、別人のように目を大きくしたりする治療ではありません。
「少し目が開きやすくなった」
「まぶたの重さが気にならなくなった」
「なんとなく目元がすっきりした」
そんな自然な変化を求める方に適した治療だと思います。
年齢とともに目元が変化することは自然なことです。
そのすべてを消す必要はありません。
でも、「最近まぶたが重い」「もう少し目元をすっきりさせたい」と思ったときに、手術だけではなく、点眼薬という選択肢もある。
大きく変えるのではなく、今の自分を自然に整える。
これもまた、私の考える Attractive Aging の一つだと思っています。
気になる方は、診察の際にお気軽にご相談ください。
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休診:火曜日、日曜日(月曜祝日は休診、火曜日通常診療)


