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爪白癬の新しい内服薬

おはようございます。

渋谷の皮膚科・美容皮膚科

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院長の中崎恵美です。

今日は前回の続きで、週末セミナーのもう一つの内容を。

それは爪白癬(爪水虫)の治療薬についてでした。

今年5月に新しい内服薬ホスラブコナゾール(商品名ネイリン)が発売になりました。

今までもテルビナフィン(商品名ラミシール)やイトラコナゾール(商品名イトリゾール)の内服薬はありましたが、それぞれ内服期間が長かったり、爪への吸収が低く効果が弱かったり、併用禁忌の薬が多かったりなどの弱点がありました。

ホスラブコナゾールは1日1回1カプセルを12週間(3ヶ月)だけ内服します。(ただし爪が綺麗になるまでには爪が伸びる時間もあり、約1年後です。)

また併用注意薬はありますが、併用禁忌薬はありません。

白癬菌だけでなく、カンジダなどにも効果があります。

今までの内服薬に比べて、短期内服で、爪への吸収や守備範囲も広く効果も高い結果が出ています。

今までなかなか爪白癬の治療が継続できなかった人、合併症などで内服薬を使うのを躊躇していた方にも効果が発揮できそうです。

爪白癬の治療を始めるにはまずは皮膚科医による顕微鏡検査が必要です。

爪白癬かも?と思われる方はご相談くださいませ。

https://emi-skin.jp/index.html