- HOME
- >
- 海老根会で卵巣がんについて勉強会しました。
海老根会で卵巣がんについて勉強会しました。
海老根会で卵巣がんについて勉強会しました。
定期的に行われている海老根会での勉強会に参加しました。
今回は卵巣がんについて。
以下、勉強会のまとめ(自分への備忘録も兼ねて)です。
卵巣は子宮の両側、骨盤内に位置する臓器で、
月経・排卵・ホルモン産生(エストロゲン・プロゲステロン)を担う。
卵巣腫瘍には組織型によって3種類ある。
卵巣がんは初期の症状が乏しく、進行してから発見されることが多い。
罹患率は
日本では年間12,000人程度が卵巣がんと診断されて、
毎年5,000人以上が亡くなっている。
発症者は増加傾向で、
1990年には約5,600人だったが、最近では12,000人ほどに。
最も多く発症するのは50〜60代。
初期症状が出づらく、かなり大きくなったり転移してから症状が出る。
「腹部の膨らみ、下腹部の張り、便秘・下痢、頻尿、腹痛、腹水など」
卵巣は腹腔内の奥にあり、腸と近いため、便秘や下痢などの消化器症状が出やすい。
リスク要因は
・排卵回数が多い(出産歴なし、初産が遅い、初潮が遅く閉経が遅い、排卵誘発剤使用)
・生活習慣:動物性脂肪、タンパク質の多摂取、肥満、喫煙、6時間以下の睡眠
・婦人科疾患・治療:多嚢胞性卵巣症候群、子宮内膜症、10年以上のエストロゲン単剤ホルモン治療
・遺伝的要因(10%):遺伝性乳がん、卵巣がん症候群など
ステージ別生存率は
I期:約88.7%、II期:約74.9%、Ⅲ期:約45.1%、Ⅳ期:27.1%
多くの症例がⅢ・Ⅳ期で見つかる。
治療は
手術+化学療法(抗がん剤)
再発率は
Ⅲ・Ⅳ期で2年以内55%、5年以内70%以上。
予防・早期発見のためには
定期的な検診(30歳以上では少なくとも年1回)
まとめ、
卵巣がんは年々増えている疾患です。
初期には症状が出づらく、進行してから気づくことが多いのが特徴。
最低年1回の婦人科検診をしていくことが大切です。
私も最低年1回は子宮頸がん、子宮体癌の婦人科検診をしていて、
その都度経膣エコーで卵巣も診てもらっています。
皆様も婦人科検診を定期的にしていきましょう。
————————————————-
emiスキンクリニック松濤
渋谷駅から徒歩5分
元東急本店のオーチャードホール入り口向かい
〒150-0046
東京都渋谷区松濤1-7-10-101
TEL:03-3468-3711
インスタ: https://www.instagram.com/emiskinclinic/?hl=ja
YouTube : https://www.youtube.com/channel/UCSyu2yMQ7GZoRkFh76FwSTA@user-fp9ql5xj3s
クリニック公式オンラインショップ:http://members.shop-pro.jp
診療時間:9:30~17:00(土曜日は9:30~13:30)
休診:火曜日、日曜日(月曜祝日は休診、火曜日通常診療)


