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皮脂欠乏性湿疹 Asteatotic eczema

皮脂欠乏性湿疹とは

角層の水分保持機能低下で、皮膚が乾燥した状態を柑皮症と言います。角層が破壊されていることから、皮膚のバリア機能も低下し、外来の刺激を受けやすく、痒みを伴い、掻破により二次的に湿疹をきたした状態を皮脂欠乏性湿疹と呼びます。

病因

角層の水分保持機能は、天然保湿因子、皮脂、角層の細胞間物質が関与していて、これらは加齢とともに減少します。冬季の乾燥しやすい時期に下腿伸側に好発します。高齢者になると、入浴時にナイロンタオルやタオルで強くこすり洗いする習慣があるために、乾燥や皮膚炎を助長してしまいます。
頻回の入浴や高い湯温、界面活性作用の強い石けんやボディソープの使用なども原因になります。

症状

中高年、特に男性の下腿伸側に好発し、皮膚は乾燥しキメが荒く、粃糠様落屑(皮膚の角層が厚くなり米ぬかの様に剥がれます)を伴います。落屑が細かい場合は、皮膚表面が白く粉をふいた様な外観を呈し、網目状に亀裂を生じ、魚鱗癬様(魚の鱗様)の症状を呈します。
乾燥の程度が強いほど、痒みも強くなります。掻いていると、病変は湿疹化し、紅斑、亀裂(ひび割れ)、丘疹(プツプツ)、掻破痕(かき傷)、点状痂皮(かさぶた)になってきます。

治療

まず保湿剤(尿素軟膏、ヘパリン類似物質、ワセリンなど)を使用します。
湿疹化している場合はステロイド外用薬も併用します。
痒みが強い場合は抗ヒスタミン薬の内服も併用します。

生活指導として

入浴時に高い湯温や長湯、界面活性作用の強い石けんの使用、ナイロンタオルでの強いこすり洗いなどは避けるようにします。
機密性の良い住宅環境は、暖房使用時に湿度が低くなるので、加湿器の使用をお勧めします。
化学繊維やウールなどは直接肌に触れると刺激になるので、肌に触れる部分は綿の服を着ます。
入浴後は角層に水分が補給されている20分以内に保湿剤を満遍なく外用します。
就寝時の電気毛布は極力中止します。 症状が改善されても、保湿剤は継続して外用することをお勧めします。


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