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水虫(足白癬、爪白癬、手白癬)

水虫(足白癬、爪白癬、手白癬)とは

水虫は、真菌(カビ)が感染する皮膚病です。原因菌となるカビは、一般的に白癬菌(はくせんきん)という名前で呼ばれ、それ自体は目には見えないものです。
日本人の5人に1人は水虫、10人に1人が爪水虫といわれています。

病因

カビの一種である白癬菌が、皮膚の角質層に寄生することによって起こる皮膚の病気です。
白癬菌は手やからだにも感染しますが、9割近くは足です。
白癬菌は、ヒトの髪や爪、角質、動物の毛や鱗などに含まれるケラチンというタンパク質を好んで栄養源とするカビです。30種以上の菌種があり、土壌に宿るもの(土壌好性菌)、動物に宿るもの(動物好性菌)、ヒトに宿るもの(ヒト好性菌)がありますが、足に水虫を起こすのは、ほとんどがヒトからヒトにうつるヒト好性菌です。
高温・多湿の環境因子、多汗、靴を長時間着用している生活習慣なども発症要因です。
手・爪白癬は本人の足白癬から拡大することが多いです。

症状

足白癬

足白癬は、趾間型、小水疱型、角質増殖型に病型分類されますが、複数の病型を呈することも多いです。
趾間型は主に第4趾間に浸軟し、あるいは乾いた鱗屑を付着する紅斑を呈し、びらんや亀裂を伴うことがあります。
小水疱型は足底から足側縁にかけて、半米粒大までの集簇、融合傾向のある水疱、膿疱を伴う紅斑を呈します。
ともに春から夏にかけて発症・悪化しやすく、痒みを伴うことが多いですが、必発ではありません。
角質増殖型は踵を中心に、足底全体の皮膚の肥厚、角化、皮溝に一致した落屑を特徴とします。痒みは少なく、冬も軽快しません。

爪白癬

爪白癬は足の第1趾に多く、全ての爪が同時に感染することは少ないです。複数の病型がありますが、爪の先端や側縁部の爪甲下の角質増殖と白濁、脆弱化を呈し、上からみると白く濁る病型が最も多いです。爪甲の先端部分が楔状に白濁、爪甲表面がはがれやすく白色化、基部の爪甲下の混濁を呈することもあります。

手白癬

手白癬は片手のみに生じることが多く、鱗屑を伴う角化傾向のある紅斑を呈します。

診断

病変部から皮膚の一部を採取して、顕微鏡で白癬菌の有無を観察します。
その場ですぐわかります。

治療

足白癬に感染した場合、抗真菌作用のある外用薬が基本治療です。毎日きちんと塗り続ければ、良くなります。塗り方のポイントは自覚症状のない部分も含めて、指の間から足の裏全体に塗ります。
最低でも治療期間は4週間だと言われていますが、足白癬は治ったようにみえても、菌の活動が停止しているだけのこともあるので、皮膚が新しく入れ替わるまで、少なくとも3ヶ月〜半年、根気よく塗り続けるのがポイントです。
市販薬の場合は白癬菌に効果のある成分以外に、クロタミトンやジブカインという成分が配合されていることが多く、病院処方の薬よりかぶれる可能性が高くなります。
そして、水虫に似た症状の皮膚病はたくさんあるので、医師の診察を受け、白癬菌の検査をして診断することが大切です。
爪白癬には治癒を目指す場合は内服薬が基本ですが、最近は以前より効果の高い爪用外用薬も出てきています。


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