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オンラインでビタミンC外用剤について勉強しました。
オンラインでビタミンC外用剤について勉強しました。
ビタミンCは今では美白成分として有名ですが、
実はコラーゲン生成に大きく関わっています。
コラーゲンはタンパク質で、体を合成するタンパク質のうち約30%を閉めています。
皮膚はもちろん、軟骨、血管、靭帯、角膜などあらゆる組織を構成しています。
ビタミンCが数週間から数ヶ月欠乏すると
血管を生成するコラーゲンが不足して血管が脆弱化して出血する壊血病になります。
その他にもビタミンCには
・メラニン生成抑制
・抗酸化
・免疫増強
・鉄吸収
などにも関わります。
皮膚への外用剤としての働きは
・メラニン生成抑制と
・コラーゲン増生
・抗酸化作用
を期待しています。
VitCは体内で生成されることができず、
食べ物など外界のものを取り入れなければなりません。
ビタミンCは基本的には水溶性で外界では不安定な成分です。
ビタミンCの構造式に他の物質を結合させることで、
脂溶性にしたり、安定化させることができます。
これをビタミンC誘導体と言います。
そして、ビタミンC誘導体が体の酵素と反応して、
元のビタミンCに還元されて体内で働くという仕組みです。
ビタミンC誘導体には
水溶性、脂溶性、両親媒性があります。
その中でも種類があり、それによって良い点があります。
また、皮膚は脂質二重膜構造になっているので、
脂溶性のものは親和性が高く皮膚内に浸透しやすいです。
水溶性の場合は、毛孔や汗腺から吸収されます。
毛孔や汗腺などの皮膚付属器密度は
体の0.1%に比べて顔や頭皮は10%と100倍多く、
水溶性でも吸収率が高くなります。
しかも毛の流れに沿って塗布すると吸収率が上がるという結果があります。
またビタミンCはビタミンEと併用することで効果が高まります。
最近のビタミンC外用剤にはビタミンEが配合されているものも多くあるのでおすすめです。
また外用ビタミンC濃度は8%以上が必要ですが、
20%を超えると差はなく、
逆に刺激になる可能性もあると論文があります。
10-20%が望ましいです。
一概にビタミンC外用剤といっても
性質や成分で様々な種類があります。
今回のセミナーではそれらが整理できました。
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