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秋に注意が必要なアレルギー
秋は原因となるアレルゲンが多く、
花粉に加えてガやゴキブリ、カビ、ダニ
などにも注意が必要です。
9−11月では
花粉は
キク科・アサ科のブタクサ・ヨモギ・カナムグラ
イネ科のカモガヤ・オオアワガエリ
樹木のスギ
カビは
アルテルナリア・アスペルギルス・ベニシリウム・クラドスポリウム
昆虫では
ガ・ユスリカ
室内塵では
ゴキブリ・ダニ・ハウスダスト・ガ・イヌ・ネコ
花粉食物アレルギー症候群(PFAS:pollen-food allergy syndrome)は
花粉と交差抗原性のある食物を食べた時に
唇、舌、喉の痒み、イガイガ、腫れなどの
口腔症状(OAS:Oral Allergy Syndrome)を呈することがあります。
例えばブタクサとメロン・スイカ
ヨモギとセロリ・ニンジンなどがあります。
ガは、春から秋にかけて(特に秋に多く)室内外で見られます。
屋内では食品に発生するメイガ、
動物性繊維を使用した衣類などに発生する衣蛾
が見られます。
幼虫のフンや成虫の鱗粉、粉砕され微細化した死骸がアレルゲンになります。
ゴキブリは、夏に繁殖した虫体のフンや死骸が秋に増加しアレルゲンになります。
カビ(真菌)は
湿度状態により発生するカビの種類が異なります。
梅雨時期と秋に増加します。
ダニアレルゲンの除去・回避などの環境改善指導は喘息発作の抑制に効果的です。
・家族すべての布団カバーを週1回以上洗濯
・患者の寝具、寝室、リビングを週1回以上の掃除機がけ
・ぬいぐるみを置かない
・ペットを飼わない
・絨毯を外す。無理なら週1回以上の掃除機がけ
またアレルギー性鼻炎や喘息などの気道アレルギー疾患では原因アレルゲンを特定することが重要です。
特異的IgE抗体検査は、問診と伏せて活用することで原因アレルゲンの特定に役立ちます。
特異的IgE検査は血液検査でできますので、お気軽にご相談ください。
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