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新しい乾癬治療薬
2017年4月12日
こんにちは。
渋谷の皮膚科・美容皮膚科
emiスキンクリニック松濤
院長の中崎恵美です🙋
皆さま、乾癬(かんせん)という皮膚病をご存知でしょうか。
主に皮膚に炎症性の皮疹が生じる病気です。
白いフケ状の皮膚剥けを伴う少し厚みのある紅斑が頭皮、肘、膝、足などに多く見られます。
稀に関節に異常(痛み、腫れ、変形など)が見られることもあります。
乾癬の症状は基本的に長期間に渡り、良くなったり悪くなったりを繰り返します。
乾癬の原因はまだはっきりとわかっていませんが、遺伝的要因と、そこに環境要因(飲酒、感染、喫煙、ストレス、薬など)が複雑に関与して発症すると考えられています。
乾癬の治療は現在までにも
①外用療法:ステロイド薬、活性型ビタミンD3(1993年〜)
②光線療法:現在はナローバンドUVB(2000年代〜)が主
③内服療法:エトレチナート(レチノイド製剤)、免疫抑制剤(2000年〜ネオーラル)
⑤注射剤=生物学的製剤(2010年〜)
と、ここ20年でどんどん進歩していますが、
さらに2017年3月に新しい乾癬の内服治療薬
PDE4阻害薬である
アプレミラスト(オテズラ)
が発売されました。
乾癬で過剰に働いている免疫システムを正常化させ、炎症反応を抑える働きがあります。
今回製薬会社に勉強会をしていただいて、より詳しく説明を聞き、今までの内服薬に比較して副作用も少なく、画期的な治療薬だな、と驚きました。
美容医療は日々新しいものが出てきますが、
保健医療も日々進化しているな、と再認識しました。
私もキャッチアップするために、保健医療・美容医療ともに日々勉強しなければ!
と思います🙋