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2022年10月13日
いつもご来院ありがとうございます。
渋谷の美容皮膚科emiスキンクリニック松濤院長の中崎恵美です。
昨夜はツムラの漢方セミナーに参加しました。
テーマは
『自律神経異常に用いる漢方治療』
です。
自律神経は漢方医学では『気』にあたります。
環境に対する不適合はストレスや不安を引き起こし、交感神経が持続的に興奮した状態になります。
そうなると、動悸、めまい、肩こり、頭痛、不眠、腹痛、胸痛、便秘、下痢などの自律神経失調症状が生じてきます。
ストレスからくる『気』の異常である気逆には柴胡剤です。
柴胡は感染症の往来感熱を治したり、イライラや緊張を緩和、脱肛、子宮脱を治す効果があります。
代表的な柴胡剤は、四逆散、加味逍遥散、柴胡桂枝湯、抑肝散、抑肝散加陳皮半夏、柴胡加竜骨牡蠣湯、大柴胡湯、柴胡桂枝乾姜湯です。
ストレスからくる気鬱には気を巡らす生薬である厚朴、蘇葉、香附子です。
香蘇散や半夏厚朴湯があります。
不安からくる気逆には茯苓、竜骨、牡蠣の生薬を使用します。
桂枝加竜骨牡蠣湯、柴胡加竜骨牡蠣湯、柴胡桂枝乾姜湯です。
不眠には酸棗仁、遠志、竜眼肉の生薬を用います。
酸棗仁湯、帰脾湯、加味帰脾湯です。
ストレスの多い生活の中で、自律神経バランスが崩れている方も多いです。
まずは漢方で気を整えてみませんか。
第2・第4土曜日の13時〜15時は漢方専門外来をしています。
北里東洋医学研究所の漢方専門医が診療いたします。
ぜひご相談ください。
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