熱中症対策について指導しました。

昨日は定期的な産業医としての仕事でした。

現況の確認と現在の課題を報告を受けつつ、

最近の猛暑で心配な熱中症対策について指導しました。

熱中症とは、

気温や湿度が高い環境下で体温の調整がうまくいかず、

めまいやだるさなどさまざまな症状が起こる状態をいいます。

【熱中症発症リスク】

・水分・塩分不足

・暑熱環境への順化不足：順化に約1週間かかり、その環境がなくなると4日目くらいから順化の顕著な喪失

・作業環境：湿度75％以上で発汗蒸発が不能、無風〜微風、地面からの照り返し

・衣類

・病気・治療薬：感染症・糖尿病・高血圧・心疾患・腎不全・抗コリン薬（パーキンソン、頻尿、感冒薬など）・皮膚疾患など

・当日のコンディション：脱水傾向（欠食、体調不良、前日の飲酒）、睡眠不足、高齢

【症状】

めまい、だるさ、吐き気、嘔吐、頭痛、筋肉痛、痙攣、意識の遠のき、火照り

　

【予防】

・水分・塩分補給：事前の飲水、口渇に依存しない定期的な水分補給

　　　　　　　　　9回ゴックンルール（約180―270cc）+塩飴1個

・就業前・中・後の体調確認

・体温測定（37.５度以上は勤務など中止）

【救急処置】

・意識がない場合は救急車

・涼しい場所に移動して、服をゆるめて、体を冷やす（首すじ、腋の下、股を特に）

・水分・塩分補給

皆様もぜひ熱中症対策をするようにしてください。

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