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11月からの乾燥肌とかゆみ ― 入浴と保湿で見直したいこと
渋谷区松濤で皮膚科・美容皮膚科を診療している、院長の中崎恵美です。
11月に入ると、すねや腰、背中のかゆみで受診される方が増えてきます。多くは、皮膚の水分を保つ働きが弱まって乾燥する「皮脂欠乏症(乾皮症)」です。外気の乾燥や暖房に加え、年齢による変化や洗いすぎも原因になります。かくことで皮膚のバリアがさらに傷つき、湿疹(皮脂欠乏性湿疹)になることがあります。
セルフチェック
- すねや腰まわりが白く粉をふいたようになっている
- 皮膚の表面に、細かいひび割れや網目のような線が見える
- 入浴後や布団に入って体が温まると、かゆくなる
- 気づくとかいていて、ひっかき傷が残っている
当てはまるものが多いほど、乾燥が進んでいる可能性があります。
今日からできること
入浴の見直し – お湯はかゆみを感じない程度のぬるめにし、長湯は控えてください。 – 石けんはよく泡立て、手のひらでやさしく洗います。ナイロンタオルやブラシでこするのは避けてください。 – 乾燥の強いすねなどは、石けんを使う量を少なめにし、すすぎ残しがないようにします。
保湿の見直し – 入浴後は、なるべく早めに保湿剤を塗ってください。1日2回が目安です。 – 量は少なめになりがちです。人差し指の先から第1関節まで出した量(約0.5g)で、手のひら2枚分の広さが目安とされています。塗ったあと、肌が少ししっとり光るくらいです。
生活の中で – 暖房の効いた部屋では、加湿器などで湿度を保ってください。 – 肌に触れる衣類は、ウールなどチクチクしない素材を選びます。 – 爪は短く切っておくと、かいたときの傷を減らせます。
受診の目安
次のような場合は、皮膚科を受診してください。
- 赤み、ブツブツ、じくじくした部分がある
- かゆみで夜に目が覚める
- 保湿を2週間ほど続けても良くならない
湿疹になっている場合は、保湿剤だけでは治りにくく、炎症を抑える塗り薬を使うことがあります。また、乾燥が目立たないのに全身がかゆい場合は、飲んでいる薬や内臓の病気が関係していることもあるため、確認が必要です。
年齢を重ねると皮膚の乾燥は起こりやすくなりますが、手入れの仕方を少し変えることで、冬を快適に過ごしやすくなります。寒い季節も、外に出かけたり新しいことを始めたりする気持ちを大切にしてほしいと私は考えています(Attractive Aging)。
診察では、皮膚の状態を見たうえで、塗り方や量も一緒に確認します。気になることがあれば、安心してご相談ください。
ご予約:Web予約
TEL:03-3468-3711
診療内容と費用:皮脂欠乏症の診療は保険診療で受けられます(皮膚科(保険診療)、料金表)
emiスキンクリニック松濤
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