シミ
シミとは
一言でシミといっても様々な種類があり、その種類によって治療法も変わります。
シミの治療は何より診断が大切です。
院長自らデルマトスコープでしっかり診察・診断し、そのシミの種類や患者様の状況に合わせた治療法を選択します。
シミは顔の印象や見た目年齢に大きく影響するので、綺麗になることで必ず満足していただけます。
シミの種類によっては保険適応になる治療もあります。
シミの種類
- ①老人性色素斑:日光露出部に多発する境界明瞭な色素斑。紫外線により誘発される。
- ②老人性疣贅:黒褐色から黒色に見える皮膚の良性のイボ。境界明瞭で皮膚より軽度〜イボ状に隆起している。老人性色素斑の一部に重なっている場合も多く、一連の疾患と考えられる。
- ③肝斑:顔面(特に額、頬、口囲)に生じる左右対称の淡褐色斑。目の周りは抜けるのが特徴。原因は妊娠、ピル、抗けいれん薬、エストロゲン・プロゲステロンのホルモン、心理的因子、肝機能異常、遺伝因子、化粧品など多彩。紫外線が強力な増悪因子。
- ④雀卵斑(ソバカス):直径2〜3mmの淡褐色から濃褐色の色素斑が露光部位に散在性に多発する。遺伝傾向が強い。5歳ごろ生じて、思春期に目立つようになる。色白の人に多い。
- ⑤炎症後色素沈着:傷やかぶれなどの炎症の後に色素沈着が生じる。
- ⑥後天性真皮メラノサイトーシス:20歳以降に両側性に額、頬骨部、鼻背にソバカスより少し大きく紫青色の色素斑が出現する。紫外線、女性ホルモンなどが原因と考えられている。
- ⑦扁平母斑:生まれた時または生まれて間もなく生じる境界明瞭なコーヒー牛乳色の色素斑。
- ⑧太田母斑:顔(目の周囲がほとんど)の片側、時に両側に青色からやや褐色の小さい点が集まった斑。生後間もなく、または思春期以降目立つ場合がある。
シミの治療
① Qスイッチレーザー
主に青あざやシミを治療する目的に開発された医療レーザーで、当院では厚生労働省から承認された安全性の高いQスイッチアレキサンドライトレーザー(米国キャンデラ社製AlexⅡ)を使用しています。
③ C02レーザー
CO2レーザーとは、病変部のみを選択的に蒸散させて切除するので、メスを用いる手術より傷口はきれいに仕上がり、通常は出血もなく、最終的には周囲とはあまり差のないきれいな結果が得られます。
⑥ 外用療法(トレチノイン酸・ハイドロキノン)
トレチノインは、肌の新陳代謝を高めメラニンの排出を促し、ハイドロキノンは、メラニン合成およびメラノサイトの生理機能を抑制することで美白効果をもたらします。
⑦ 内服療法(ビタミンC・トラネキサム酸)
美白作用にビタミンC、肝斑にはトラネキサム酸内服が有効です。