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伝染性紅斑(リンゴ病)
伝染性紅斑(リンゴ病)とは
伝染性紅斑とは、幼児〜学童期の小児にみられるウイルス性疾患です。
伝染力は弱く流行の規模も小さいですが、極めて稀に全国的な流行も見られます。
乳児や成人の発病は稀です。
流行は冬期に多いですが、季節的変動はあまり著明ではありません。
病因
原因ウイルスは最近に至りヒトパルボウイルス(HPV)B19と確定されました。
気道分泌による飛沫感染です。
症状
感染後7〜11日後に咳・くしゃみ・鼻汁など軽い上気道炎症が出現する事もありますが、このような症状のみられないこともあり、皮膚症状が出現して初めて発病に気付くのがむしろ普通です。
皮疹は顔面から始まり、両頬にびまん性紅斑を生じ、その形は「蝶型」あるいは「平手打ち様」と形容されることがあります。
ついで四肢に紅斑を生じます。上腕伸側、大腿伸側、さらに前腕、下腿にまで及ぶ事もあります。不明瞭なびまん性紅斑のこともありますが、網状紅斑(レース状網目様紅斑)が多いです。
紅斑は約2週間の経過で消褪しますが、寒冷にさらされると増強したり、再熱したりすることがあります。
粘膜疹のみられることは少ないです。
治療
対処療法を行うにとどまりますが、特に治療を要しないことの方が多いです。